グラブオイルの種類
野球グラブのお手入れ用品の中には大まかに以下の3つの種類のものがあります。
1.汚れ落とし用のクリーナー・ローション
2.保革用オイル(ジェル・スプレータイプの物のあり)
3.艶出し用オイル
今回は2つ目のグラブ・ミットに塗る保革オイルについて。
保革オイルを塗るというのはグラブを長く使うためには不可欠なことです。
ですが今日では多くのメーカーがたくさんの種類のオイルを販売していて何を買えばいいのかわかりにくいというのが現状です。
その中の今回は保革オイルの役割、使い方、そして私のおすすめの保革オイルを、できるだけわかりやすく紹介したいと思います。
【保革オイルの役割】
保革のオイルは、グラブを使用することによってグラブの革から抜けてしまった油分の補給、また擦り減ってしまった部分の保護をする役割があります。
保革オイルを全く塗らずにグラブを使い続けると、革が破ける原因にもなります。
【成分】
成分としては牛脂などのオイル(油)もしくはワックス(ろう)となります。
両方が混ざっているものや、片方だけというものもあります。
オイル:革に浸透し革に油分を補給します。
動物性油脂、牛脂、馬油、ミンクオイル、ラノリン、スクワラン、植物性油脂などといった表記があるものが、これに該当します。
ワックス:革の表面に膜を張り、革を保護します。
鉱物性油脂、ワセリン、ミネラルオイル、パラフィン、ワックス類、ろうといった表記がされているものが、これに該当します。
中には化粧品グレードの高価な成分を配合しているものもあります。
スクワランやラノリンといった天然由来の成分を含むものは、効果なものが多いです。
スクワランや馬油は浸透性が良いことで有名です。
【おすすめのグラブオイル】
必ずしも高いものがいいという訳ではありません。
食べ物でもオーガニック食品を好む人もいればそうでない人もいますよね。
安価のものは缶に入った固形タイプが多く、各社から販売されています。
私がもっているものですと、ホワイトベアーのサービスオイル(グラブの購入時に貰えたりします)、バスケットボールワックスやミズノのストロングオイルが該当します。
色落ちやしっとりしたグラブに仕上げたい方はジェルタイプのスクワランオイルがおすすめ。SSK、ローリングスから販売されています。SSKのものは、パッケージのデザインこそ違いますが、人気You Tuberのトクサンも使用しているようです。
ちなみに私が使用しているのはホワイトベアーのスクワランハイレザーオイル。
浸透性が高く伸びやすいため塗りすぎになりにくいです。
【保革オイルの塗り方】
塗り方は難しくありません。
柔らかい布もしくは指に少量取り、薄く塗りましょう。塗りすぎはグラブの型崩れや重量増加の原因になります。
塗ってから30分程度、風通しの良い日陰において乾かし表面に残ったオイルをタオルで拭き取りましょう。
保革オイルを塗ることは大事ですが、過保護になるのはいけません。
革の状態を見て、カサカサしている、摩耗している場所に塗りましょう。