野球グラブメンテナンス大全集

野球・ソフトボール用グラブのオイルを中心としたメンテナンス道具について詳しく紹介していきます。

名手・菊池涼介と高木豊のグラブ(グローブ)のお手入れの違い

 

グラブのお手入れでおいて「オイルの塗りすぎは禁物」と言われていますが、中にはそうでない方もいます。

 

 

現役時代は大洋ホエールズ横浜ベイスターズで活躍された高木豊さんがその1人。

 

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高木さんは2004年にはアテネオリンピック日本代表の内野守備・ 走塁コーチもされた名手でありますが、グラブの軽さよりもしっとり感を重視していたとのこと。

 

 

また、柔らかいグラブが好みで

 

 

特に平裏のお手入れは入念に行っていたとのこと。

 

 

 

一方で広島東洋カープ菊池涼介選手はグラブの型が変わってしまったり、重くなるのを避けるためにオイルは塗らないとのこと。

 

 

 

時代こそ違いますが、二人とも同じ名手の二塁手

 

 

ですが、グラブのお手入れには正反対です。

 

 

これは完全に個人の好みの問題ですよね。

 

もちろん軽いことで操作性は上がるのかもしれませんが、一番大事なことはグラブをはめた時、捕った時のフィーリングです。

 

 

軽いけどはめ心地が悪いグラブを使うのと少し重めだけどはめ心地が良いグラブだったら後者を選びますよね。

 

 

表面がサラサラで軽いグラブが好みの方もいます。

 

 

 

個人的には革に良い悪いではなく自信を持って守備に付けるかどうかだと思います。

 

 

トロントブルージェイズの名手であるトロイ・トゥロウィツキ―選手は捕球面に松脂や唾液を付けおり

 

www.sportsnet.ca

 

昨年のシーズン途中まで使用したグラブは8年間使用していたもので、捕球面の革が破れている状態であったにも関わらずゲームで使用していました。

 

 

「捕球面の革は紙のようになっていた」

 

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と言われていた通り捕球面はボロボロでしたがそのグラブを使用し続けていました。

 

 

ちなみに日本ではウィルソンから人工的なだ液が販売されています(笑)

 

 

 

 

このように、グラブはボロボロであってもフィーリングというのはそれを上回るほど大事なものであることがわかります。

 

 

 

お手入れの頻度、オイルの塗る量は自由ですが、自分にあった最高のグラブを育てるためにお手入れをしてみてください。

(捕球面にオイルを塗りすぎるとボールがベトつくのでそれは注意です。笑)