歴代最高の野球選手とも言われるイチロー選手ですが、用具へのこだわりはかなり強いとのこと。
そのこだわりは細かいというよりはかなり感覚的なもののようです。
イチロー選手は高校時代から現在に至るまでミズノのグラブを使い続けていますが、現在イチロー選手のグラブを作成されている岸本耕作さんは2代目で、以前は坪田信義さんという方がイチロー選手の作成されていました。
坪田さんはミズノ社が誇る伝説のグラブ職人で多くの名選手のグラブを作成されてきた方です。
その坪田さんが15年ほど前に引退される際に、現在の岸本さんに引き継がれたとのことですが、その際は大変な苦労があったとのこと。
最終的にイチロー選手が納得した時には数十個目だったとの噂も。
イチロー選手のこだわりは「感覚」で手にはめた瞬間に「これだ!」と思えないものは使わないのだそう。
前置きが長くなりましたが、今回はそんなこだわりを持ったイチロー選手がグラブをどのよつにお手入れしているのかについて紹介します。
イチロー選手が過去に番組内でお手入れをしているシーンを見てみると、練習後にグラブ全体にオイルを塗っています。
恐らくレザーローションやレザークリーナーは使用しないのだと思います。
というのもプロ選手は高校球児のようにグラブが汚れないので乾拭き程度でそんなにいらないのかもしれません。
まして常に芝生のグラウンド上でプレーするプロの外野手のグラブはドロドロのならないのかもしれませんね。
ちなみにこの画像を見る限り、使っているオイルは市販されているものです。
付属のスポンジは旧タイプのものです。
ミズノプロ レザーケアクリーム
私も持っているものです。
プロだからといって特別なものがあるわけではないようです。 このオイルはミズノ社の野球におけるトップブランドである「ミズノプロ」の製品です。
ちなみにこのオイルは革をやわらかくする効果があるので使いはじめのグラブ、型付け段階のグラブに向いているとされています。
この画像を見る限りではイチロー選手が常にこのオイルを使っているかどうかは不明です。
もしかしたらこの映像に出ているグラブは型付け段階の可能性もあります。
ですが、考えられる可能性としてはイチロー選手は「グラブを手の延長にしたい」という考えを持っているため、柔らかいグラブに仕上げるために常にこういったオイルを使っているのかもしれませんね。
(あくまで私の憶測です。)
ちなみにミズノプロのレザーケアクリームという名前の商品はもう1つ存在していて、こちらはヒアルロン酸配合の保湿クリームとなっています。
ガラスの容器に入っていてまるで化粧品のようです。
全く同じ名前ですが、こちらは使い込んだグラブ向きのオイルになります。
なぜこんなややこしいネーミングにしたのか、、、というのが正直なところ。
他にもミズノプロのお手入れ用品はたくさんあります。
ミズノプロのお手入れ用品の特徴は、内容物が全てが化粧品に使われるレベルであるということでしょう。
ちなみにレザーケアクリームなどにはスクワランオイルやミンクオイルなども含まれているのですが、パッケージの成分表示には動物性油脂と表記されています。
現在は色々なメーカーが高級グラブオイルやローションを販売していますが、ミズノプロはそんな高級オイル・ローションの草分け的な存在です。
ちなみにイチロー選手が使うレザーケアクリームとレザーコンディショナーがセットになっている二層タイプのものもあります。
とにかく良いオイルが欲しいという方にはミズノプロシリーズのお手入れ用品をおすすめです。