野球グラブメンテナンス大全集

野球・ソフトボール用グラブのオイルを中心としたメンテナンス道具について詳しく紹介していきます。

グラブ(グローブ)の磨き方【汚れ落とし・保革・艶出し】

 

目次

 

グラブのお手入れとは?

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ほとんどの野球用グラブ(グローブ)またはミットは牛の革で作られています。グラブは使用する過程で、捕球による革に擦り切れやグラウンドの土によって汚れが付きますが、グラブの革は生きているわけではないので、私たち人間の皮膚のように再生しません。

ゆえにグラブは一度傷んでしまうと元には戻らないのです。そこで大切なグラブを少しでも長く、良い状態で使うためにも人間が体を洗うのと同じように汚れを落として、さらに状態を保つために栄養を補給しなければなりません。

しかし、革製品であるグラブに水分は天敵。人間と同じようにシャワーを浴びてお風呂に入れる訳にはいきません。グラブにはグラブのお手入れ(メンテナンス)方法があるのです。

このページでは

・初めてグラブを買ったけど磨き方(お手入れの方法)がわからない

・今まで一度もグラブを磨いたことが無い

・正しいグラブの磨き方を知りたい

という方に向けてグラブの磨き方やグラブを磨くために必要なものを紹介します。

グラブ磨きを始める上で大事なことは、定期的にお手入れをすること・過保護になりすぎないことです。

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グラブ磨きの工程 

グラブ磨きは大きく分けて5つの工程があります。よく「グラブはどのくらいの頻度で磨けばいいのか」という質問がありますが、これは使用頻度や使用環境によって変わってきますし、また工程ごとに異なってきます。工程ごとに頻度の目安がありますが、あくまで目安として参考にしてみてください。大事なのはグラブの様子を見て判断することです。

 

[第1工程]ブラッシング (ダストオフ)

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必要なもの:豚毛ブラシ

頻度:毎使用後

ブラッシングはグラブ磨きで最も重要な工程の1つです。

このブラッシングは、グラブに付着した土や砂埃などをブラシ使って落とす作業です。グラブの汚れを落とさずにオイルを塗ってしまうと土とオイルが混ざってそのままグラブに汚れとして蓄積されてしまいます。蓄積された汚れはグラブの革を劣化させる原因になるので、ブラッシングでしっかり土や砂埃を落としましょう。また、ブラッシングをすることで紐やウェブの間などに入り込んでしまった土も掻き出すことができます。

 

豚毛ブラシとは?

ブラシといっても様々な種類のブラシがありますが、このブラッシングの工程では豚毛ブラシを使うのがおススメです。馬毛や山羊毛のブラシと比較して毛先が硬く、簡単に汚れを落とすことができます。

老舗野球用品メーカーのローリングスからも、この豚毛ブラシは販売されているのでチェックしてみてください。

 

 

[第2工程]乾燥

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必要なもの:乾燥材

頻度:毎使用後

グラブを使用していると、どうしても手汗でグラブの手入れ部(平裏部)が湿ってしまいます。また雨の日に使用したグラブは全体的に濡れてしまいます。こうした状態のグラブを放置しておくとグラブの型崩れ・カビの発生・革の劣化・重量増加の原因になってしまいます。

革製品に水分は天敵ですから、湿ってしまった場合はいち早くグラブを乾燥させる必要があります。食器乾燥機や布団乾燥機を使って乾燥させる方法もありますが、用意するのが大変ですので、乾燥材をグラブと一緒に置いて風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。

日向で直射日光に当てたり、ドライヤーで直接温風を吹きかけて強制的に乾燥させたりすると革を痛めるので控えましょう。

 

グラブ用乾燥材

ローリングスがグラブドライヤーというグラブ用の乾燥材を販売しています。これをグラブ手入れ部に差し込んでおけば早くグラブを自然乾燥させることができます。

 

 

[第3工程]汚れ落とし

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 必要なもの:レザーローションorレザークリーナー

頻度:汚れが気になる時

ブラッシングをしても落ちない汚れがある場合は汚れ落としを使用して汚れを落としましょう。このとき汚れ落としとして洗剤のような役割を果たすのがレザーローションもしくはレザークリーナーです。以下に2つの違いについて書いてあるので、自分に合うものを購入して使ってみましょう。

 

レザーローションの特徴

基本的な汚れはレザーローションで取ることができます。液体状で汚れ落としに加えてツヤ出し効果を含むものもあります。レザークリーナーよりも安価で手に入ります。

オススメはホワイトベアーのレザーローションです。

↓レザーローションの詳しい使い方は以下の記事を参考にしてみてください。

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レザークリーナーの特徴

レザークリーナーは頑固な汚れを落とす際に有効です。もちろん、普段の汚れ落としとしても使用することができ、グラブのみならずエナメルバッグやスパイクの汚れ落としもできてしまうのが特徴です。竹ブラシや歯ブラシなどに付けて使用すると汚れが落ちやすいです。

オススメはローリングスの男前に磨きをかけるシリーズのスーパーメンテナンスクリーナーオイルです。

レザークリーナーの詳しい使い方は以下の記事を参考にしてみてください。

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[第4工程]保革

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 必要なもの:保革オイル

頻度:毎日使用(週1回程度)、週1〜2回使用(1ヶ月に1回程度)

グラブは使用する度に革が擦り減ったり、傷付いたりします。また、グラブの革に含まれているオイル分が抜けていってしまいます。そこで必要なのが保革という作業です。保革オイルを塗ることでグラブが擦り減り、傷ついた部分を保護すると同時に革に栄養分を捕球します。このように定期的にオイルを塗ることでグラブを長持ちさせることができるのですが、塗りすぎは禁物です。保革オイルを塗りすぎは、グラブの型崩れや重量増加の原因となり、グラブの寿命を縮めることになってしまいます。グラブの様子を見て、乾燥していたり、擦り減っている部分に塗りましょう。

 

↓保革オイルの使い方はこちらの記事を参考にして見てください。

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[第5工程]艶出し(ツヤ出し)

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必要なもの:ツヤ出しオイル、馬毛ブラシ、ムートン

頻度:1ヶ月に1回程度

この艶出し作業は必ずしなければいけない訳ではありません。

見た目が良くなるのはもちろんですが、ツヤ出しをしっかりやっておくどグラブに汚れがつきにくくなったりするので、グラブのお手入れが好きな人はやっておくと良いでしょう。

↓詳しいやり方や必要なものに関しては以下の記事を参考にしてみてください。

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まとめ

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グラブのお手入れ用品はたくさんあって何を買ったらいいのかわからないということが多いですが、今回紹介したお手入れの工程やオススメのお手入れ用品を参考にして、グラブを磨いて見てください。きっとグラブを磨くことが楽しくなるでしょう。

グラブを磨くことでグラブに対して信頼感が生まれ、あなただけのエラーしないグラブ・ミットが完成することを願っています!

グラブ(グローブ)の型崩れを防ぐ方法

型はとても崩れやすい


グラブの型を付ける、柔らかくする作業はとても大変です。最近ではショップやメーカーさんで型付けしてくれる場合もありますが、ほとんどの場合が有料です。
↓型付けについてはこちら

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せっかくお金や時間をかけて型を付けたグラブですから、すぐに型崩れしてしまったら困りますよね?

では、グラブの型崩れの原因は一体何なのでしょう?


グラブの型崩れの原因

グラブの型崩れの原因は大きく以下の2つあります。


1 グラブのお手入れ不足

1つ目の原因はお手入れ不足です。
"お手入れ"というとオイルを塗ることと思われる方が多いかもしれませんが、それ以上に大事なのがグラブの乾燥です
日々の練習、試合でグラブは湿ったり乾燥したりします。
乾燥のしすぎも型崩れの原因ですが、それはオイルやレザーローションを塗布することで解決できるので簡単です。
一方で湿っているグラブというのは、オイルを塗る前に乾燥剤や食器用乾燥機等を使って乾燥させなければなりません。
グラブが湿ってしまう原因は雨や手汗によるものが多く、特に手汗に関しては塩分を含んでいるので、手入れを怠ると革が劣化しやすいと言われています。

グラブ内部(平裏部)の革が劣化してひび割れたり、硬くなってしまったりすると型崩れだけではなく、破れの原因にもなるので、使用後はしっかりと乾燥させて、オイルやローションで保湿する必要があります。

 

☆対策☆

予防策

まずは手汗をなるべくグラブに染み込ませないために、守備用手袋を着用しましょう。

捕球時の衝撃を緩和させるための衝撃吸収材が入っている手袋もありますが、手汗対策が目的であれば通常の守備用手袋で問題ないです。

オススメは久保田スラッガーの守備用手袋。

他メーカーの手袋よりも手の平に採用されている材質が柔らかく、手馴染みがとても良いのが特徴的です。

またカラーバリエーションも豊富で、チームカラーにも合わせやすいです。
もちろん、高校野球対応の白、黒無地もあります。

 

対応策

手汗などで湿ったグラブは乾かさなければなりません。

以下の記事のように、食器乾燥機や布団乾燥機を使って乾かす方法もありますが、もっと手軽な方法として乾燥剤を手口部に差し込んでグラブを保管する方法があります。

乾燥剤は数百円で購入できるので、1つ持っておいた方がいいでしょう。

 

乾燥後はオイルもしくはレザーローションで保革・保湿をしてあげましょう。

というのも、湿った革が乾く際、元から革に含まれていた必要な水分や油分まで飛んでしまって乾きすぎてしまうのです。

 

その際に塗るのは通常のグラブオイルやレザーローションでも問題ありませんが、平裏専用のコンディショナーというのも存在します。

ビタミンE粒子を配合したグラブ裏革の品質劣化を抑制するオイルで、手汗によるグラブの匂いも解消してくれるという優れものです。

この裏革コンディショナーは非常に評価が高く、多くの高校球児、またプロ選手も使用しているという話もあります。


2つ目はグラブの保管方法

 2つ目の原因はグラブの保管方法です。

保管方法=グラブを使用していない時の扱い方ですが、特に型崩れを起こしやすいのが、持ち運び中です。

グラブにボールを挟んでグラブ袋に入れて、バッグに入れるのが一般的ですが、これだとグラブの方が崩れてしまう可能性があります。

特にバッグに荷物がパンパンに詰まっている時は、ほぼ確実に型崩れを起こします。

現役時代に名手として中日、巨人で活躍した現巨人コーチの井端さんは、グラブの型を崩さないためにジュラルミンケースに入れて持ち運びをしていたというのは有名な話です。

ちなみに井端選手が使用していたジュラルミンケースはミズノのボールケースのようです。

 

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しかし、さすがにここまで徹底するの不可能に近いので、現実的な方法としてグラブホルダー(保型バンド)の使用が挙げられます。

付属している大きめのプラスチックボールを挟んで、軽くベルトで巻くことでグラブの自然な形を維持した状態で持ち運ぶことが可能となります。

ポイントは通常の野球ボールを挟まない、きつく巻かないの2点です。

オススメはローリングスのグラブベルトです。

 

 

もっとグラブを大切にしたい人は

 

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先ほどの井端さんのようにグラブを大切にしたい!という方はグラブケースを使うのもいいと思います。

さすがにジュラルミンケースは重いですから。笑

 

グラブオイルを安くおトクに買う方法とは?【期間限定】

 

メンテナンス用品が安く買える!?

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 グローブのお手入れに欠かせないメンテナンス用品。

保革用のグラブオイルや汚れ落としとして使われるレザーローションやレザークリーナーなど、必要なものがいくつかあります。

最近では1000〜2000円くらいの価格帯のものが一般的になってきましたが、野球は何かとお金のかかるスポーツ。

グラブ、バット、スパイク、バッティンググローブなど、合計すると結構な金額になってしまいます。

それらの道具を少しでも長く使うために行うのがお手入れ(メンテナンス)ですが、道具にお金がかかっている分、少しでも他の出費を抑えたいところです。

しかし、メンテナンス用品も妥協したくないですよね?

今回オススメするのが、グラブオイルやレザーローションをはじめとしたメンテナンス用品をおトクに購入する方法です。

 

グラブオイルは◯◯で買うべし! 

メンテナンス用品はズバリ、Amazonで買うのがとてもおトクなんです。

というのも学生の方なら「Prime Student」というプログラムに会員登録するだけで、2000円クーポンが貰えて、送料が無料になります。また、お急ぎ便と呼ばれる速達サービスが通常有料のところ無料で利用することができます

しかも、通常のAmazonプライム会員の場合は月400円(税込)の会費がかかるのですが、「Prime Student」の場合は6ヶ月間会費が無料で、7ヶ月目からの会費が月200円と半額(送料より安い)なんです。

なので、6ヶ月の無料体験期間中にクーポンを使って買い物を済ませてプログラムを退会すれば、会費0円で2000円+送料の合計2500円相当の出費を浮かせることが出来ます。

 

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「お店に買いに行けば送料はタダじゃないか!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、送料を交通費に置き換えてみるとおトクな気がしませんか?

ちなみに2000円クーポンは4000円以上のお会計に適用されるのですが、メンテナンス用品で4000円になる組み合わせを以下に載せておきますので、購入時の参考にしてみて下さい。

ちなみに、このクーポン特典は2018年4月30日までの期間限定なのでお早めに!

 

購入例

豚毛ブラシ 648円(税込)

         +

レザークリーナー 1620円(税込)

        

保革オイル 1734円(税込)

         ||

合計価格4002円(税込) – 2000円割引クーポン=支払金額 2002円

(価格は2018年3月28日現在)

 

学生じゃなくてもおトク

学生でなくても"Amazon Prime"会員になれば送料無料、お急ぎ便が無料になるので送料を浮かせることができます。

30日間無料体験ができるので、Amazonで何か注文をする際はAmazonプライムを利用するとおトクです。

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特典は他にもたくさん 

Amazonプライム及びPrime Studentの特典はクーポンや送料無料だけではありません。

漫画や本が読み放題になる上、有料会員になれば映画やドラマも見放題になるのです。雨天等で野球が中止になってしまった日にうってつけです(私も雨の日は映画ばかり見ています…)。

もちろん有料会員にならなくてもクーポンや送料無料などの恩恵を受けることができますが、送料のことを考えると月に1回以上Amazonで買い物をするのであれば、絶対にAmazonプライムまたはPrime Studentに登録することをオススメします。

グラブオイルは素手?タオル?どっちで塗るのがオススメ?

 

グローブオイルを塗る方法

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グローブのお手入れにグローブオイルは欠かせません。通常、それらをグラブに塗布する際に、タオルやスポンジ、布などを用います。

しかし、プロ野球選手を含めた多くの人が素手(指)を使ってオイルを塗っていたりするケースがあります。

本記事では「素手と布、どっちで塗るのがいいんだ!」とった声に応えて、それぞれのメリット・デメリットを明らかにしていきます。

 

素手で塗る

メリット

オイルを体温で溶かしながら塗ることができる

ウェブや紐の隙間など細かいところに塗りやすい

オイルを薄く塗りやすい(量の調整が容易)のでグラブが重くなりにくい

デメリット

手が荒れてしまう可能性がある

 

デメリットよりもメリットの方が多いので、一見素手で塗ることが良いように思えますが、グラブオイルは基本的に素手で塗ることを想定して作られていません。なので、場合によっては手が荒れてしまったりする可能性があります。

しかし、事実として素手で塗ることによって得られるメリットは多いです。

そこでオススメなのが、素手で塗れるオイルです。

ミズノのミズノプロ レザーケアクリームヒアルロン酸やコラーゲンといった化粧品に入っているようなもので出来ているため、人間の肌にはもちろんのこと、グラブの革にもやさしいオイルになっています。

なお、同じミズノプロ レザーケアクリームという名前の商品がありますが、こちらはヒアルロン酸などが入っていないものになります。

 

スポンジで塗る

 メリット

手を汚さずに塗ることができる

デメリット

革紐の凹凸などでスポンジがボロボロになりやすい

塗るオイルの量が調整しにくい

 

スポンジは塗りやすく、手も汚れないのが良い点なのですが、スポンジはすぐにボロボロになってしまうのであまり経済的ではありません。

また、スポンジだとどうしてもオイルをたっぷりとってしまって、塗りすぎてしまう人も多いようですので、個人的にオススメはしません。

baseballglove.hatenablog.com

 

タオル(布)で塗る

 メリット

手が荒れたりすることがない

手が汚れにくい

オイルを薄く塗りやすい 

デメリット

特になし

 

一目でわかるように、タオル(布)でオイルを塗ることには特にデメリットがありません。スポンジよりも長く使えますし、手が荒れたりする心配もありません。

なおオススメのグラブオイルは以下を参照して下さい。

 

まとめ

・グラブオイルはタオルで塗るのがオススメ

・素手で塗る場合はミズノプロ レザーケアクリーム(ヒアルロン酸配合)がオススメ

 

グローブ(グラブ)の紐を交換・修理する方法・オススメのお店紹介  

グラブの紐を交換・修理する

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グラブの紐が切れてしまったけど、どうやって交換したらいいかわからない

グラブの配色を変えたい

グローブを硬くしたい

このように、グラブの紐を交換する理由は様々ですが、グラブの紐ってどうやって交換するの?という方も多いのではないでしょうか?

野球用品店によっては紐交換をしてもらえるところもありますが、交換に必要な革紐(グラブの紐)の代金に加えて工賃がかかってしまう上に、時間がかかるといったデメリットもあります。

革紐代はモノによりますが、意外と高く、費用がかさむので自分で交換できたら費用も抑えられますし、時間もお店に頼むよりかかりません。

 

紐交換に必要なもの

 グラブの紐を交換するのに必要なモノは革紐レーシングキットです。

①革紐

革紐はどこのメーカーのものでも構いませんが、久保田スラッガーやSSKなど、いくつかのメーカーは硬式用と軟式用があるので自分のグラブに合った紐を購入してみてください。その他のメーカーは硬式用・軟式用の区別がありません。

交換が1箇所であれば1本、全部交換する場合は5〜6本あれば十分でしょう。

個人的に一番質の高いと感じるのは、少し価格は張りますが、ミズノの革紐です。

 

一方でコストパフォーマンスを重視するのであれば、SSKがオススメです。

軟式用であれば、ミズノの半額以下で購入することも可能です。

 

②レーシングキット

レーシングキットとは、グラブに紐を通すために使う工具のことです。

紐(Lace)を通すことを意味するレーシング(Lacing)に使う工具であるため、レーシングキットと呼ばれています。

革紐に付属されている針金でも問題なく、紐通しを行うことができますが、場所によってはレーシングキットを使った方が通しやすいので1つ持っておくと便利です。

 

グラブの紐を交換する方法

 グラブの紐の通し方は以下の動画などを参考にしてみるとわかりやすいです。

ウェブの部分に関してはグラブによって異なるので紐を解きながら新しい紐を通す方法をオススメします。

www.youtube.com

 ビデオは16に分割されているので、自分の交換したい箇所の動画を探して参考にしてみてください。

オススメのお店(紐交換・修理)

 「自分でやるのは不安」「めんどくさい」「時間がない」という方は、工賃はかかりますが、お店に依頼しましょう。

近くに修理ができるお店が無い場合はオンラインで修理を受け付けているお店もあるのでオススメです。

特にオススメなのが喜多スポーツさんです。

紐交換の他にもグリス交換・補充やオイル加工、型直しなどもおこなってくれるということで、価格は4320円(税込)で送料は無料だそうです。

近くのコンビニや郵便局でグラブを送って、修理を終えたグラブが家に届くので、わざわざ野球用品店に行くよりも簡単かもしれませんね。

グラブ(グローブ)を軽くする方法〈重くなったグラブを軽量化〉

 グラブが重くなる原因

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グラブにオイルを塗りすぎてしまった…

雨や汗でグラブが濡れてしまった…

etc…

このようにグラブが重くなる原因はいくつかありますが、多くの場合は①”グラブが湿っている”②”汚れ+オイルが堆積している”、この2つのいずれか、もしくは両方が原因です。

湿って重くなっているグラブは乾燥させることで軽くすることができます。グラブの乾燥方法は以下の記事を参考にしてみてください。

baseballglove.hatenablog.com

 

また、汚れやオイルが堆積してしまってグラブが重くなっている場合は、レザーローションやクリーナーで汚れを落としてあげましょう。

オススメはローリングスの

”卵殻スーパーレザークリーナー”

 

レザークリーナーの使い方は以下の記事を参考にしてみてください。

baseballglove.hatenablog.com

 

それでも軽くならない場合は…

グラブを乾燥させたり、クリーナーで汚れを落としたりしても重い場合は、最終手段としてグラブの”お湯洗い”があります。

みなさんご存知の通りグラブは革製品なので、水分は大敵です。以下の方法は「グラブがオイルや泥、カビ等でベトベト、ドロドロで重すぎる」といった場合の最終手段です。私は以前一度この”お湯洗い”をしたことがあり、大成功で今は試合用グラブにしているほどですが、革が痛んでしまう可能性もゼロではないので、”お湯洗い”を実践する場合は、あくまで自己責任でお願いします。

 

グラブ(グローブ)のお湯洗い

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 “革製品に水分は大敵”ですが、野球のグラブをお湯につけることは今では一般的になっています。

というのも新品のグラブをお湯につけて柔らかくする”湯もみ型付け”が広く浸透してきたためです。

この湯もみ型付けには賛否両論ありますが、多くのプロ野球選手が使用する久保田スラッガーのように湯もみ型付けをすることを前提として作られているグラブもあり、”湯もみ型付けをしたグラブの方が捕りやすい”という声がある以上は一概に否定はできないのではないか?と思います(革への影響がどれほどあるのかは分かりませんが)。

というワケで湯もみ型付けがOKなら”お湯洗い”もOKなのでは?という考えに至った次第です。

そのお湯洗いですが、私はグラブの紐を全て解き、芯を取り出した後にお湯(40℃くらい)に入れて柔らかいスポンジで優しく表面を撫でるように汚れを落としました。

私がグラブのお湯洗いを実践した時の画像や映像は無いのですが、ネットで参考になるような動画を探したところ、同じようなことを実践されている方がいたので下記に貼り付けておきます。

www.youtube.com

この動画では、グラブを分解せずにお湯洗いをしていますね。

(分解をした方がやりやすいですが、分解してしまうと革紐を新品にしないといけないのでお金も手間がかかります)

お湯洗いの目的は油と泥汚れの除去なので、私はお湯に中性洗剤(食器用洗剤)を入れてやりました。

コツはグラブをゴシゴシとこすらずに優しくさするように汚れを落とすことです。

洗い終わったら軽くグラブを絞って水気を切ってから、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾かしましょう。

この際、食器乾燥機などを利用して乾かすのも有効です。

どうしてもグラブを軽くしたい!という方は実践してみてはどうでしょうか?

 

重いって何グラム?

 グラブは具体的に何g以上だと重いというのはありません。というのもグラブによって元々の重さは違うからです。

小型内野手用で軽量のものだと500gを切るほど軽いものもありますが、外野手用やミットは700g以上あったりします。グラブは軽ければいいというワケではありませんから、自分に合った重量のグラブ・ミットを選ぶことが大切です(バット選びと同じです)。

そして、購入したら使い始める前に重さを測っておきましょう。

そしてその重さを基準に、できるだけその基準となる重さから重くならないようにグラブを手入れ(メンテナンス)しましょう。

グラブを重くしないための正しいグラブのお手入れ方法は以下の記事を参考にしてみてください。

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また、「グラブが重くならない」と言われているオイルもあるのでこちらも参考にしてみてください。

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グラブ型付けハンマー(グラブハンマー)〈オススメ、評判、口コミ〉

グラブ型付けハンマーとは

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グラブ型付けハンマーとは、主にグラブ(グローブ)の型を付ける時に使う木製のハンマーです。グラブハンマー、仕上げ槌、叩き棒とも呼ばれ、グラブが型崩れを起こしてしまった時の型直しなどにも使われます。

以前は型付けをする小売店や職人さんしか、持っていない物でしたが現在は多くのメーカーから販売されています。

メーカーによって形状が異なるため、物によって使い勝手が違ってきます。

そして、その形状は大きく分けて以下の3つに分類されます。

 

1.バット型

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 バット型は文字通りバットのような形をしているグラブハンマーです。小型で扱いやすく、テレビを見ながらでもパシパシとグラブの捕球面を叩けるのでとても重宝します。

私はミズノのバット型グラブハンマーを持っていますが、最近の評判や口コミによるとローリングスのグラブハンマーがとても好評のようです。

実際にゼビオで手に取ってみたのですが、適度な重さがあるのが印象的でした。重さがあるということは、それだけグラブの型付けがしやすくなるということなので、小型でありながら重さがあるのはバランスが取れているという点で「とりあえずグラブハンマーが欲しい!」という方にオススメです。 

2.トンカチ型

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 トンカチ型もその名の通りトンカチのような形をしたグラブハンマーです。

重さがあることからグラブの型付けをする際に最も重宝されるグラブハンマーで、あの伝説の湯もみ型付け職人である久保田運動具店(久保田スラッガー)の江頭利重利さんをはじめとした多くの型付け職人がこのトンカチ型のハンマーを使っています。

しかし、このトンカチ型はバット型のハンマーとは違い、重たく操作性が良くないのが欠点です。

基本的にトンカチ型は叩き台の上などに置いて使う物なので、特にマンション住まいの方には不向きかもしれません。

3.ボール型

ボール型のグラブハンマーは木製の棒に木製もしくは硬式球が取り付けられているタイプのハンマーです。バット型と同様、扱いやすく、特にグラブのポケット形成に向いています。

このタイプのハンマーは取り扱っているお店が少ないのでネットショップで購入するのがオススメです。

 

オススメのグラブハンマーは…

 ここまでで紹介したグラブハンマーで私が最もオススメするのは、やはりバット型のグラブハンマー。既に紹介したようにローリングスのグラブハンマーは定評があり、オススメです。

ネットでも購入することができるので、グラブハンマーの購入を検討されている方は是非チェックしてみてください。